私のイチバンをあげてあげなくもない
「三科先輩、次の委員会のことなんですけど・・・。」
「どうしたの?」
「三科さん、ちょっと頼みたいことがあるんだけどいいかな?」
「もちろんです!」
下級生だけではなく先生達にまで信頼されている私。
皆から期待され、憧れられている私。
「いやー、おたくのクラスの三科さんは本当に良い生徒ですね!」
「ええ、私も自慢の生徒でして!授業は毎回真面目に参加して成績もいいし、手伝いなども進んでやるし、下級生にも優しいしで言うことなしですよ!」
職員室の前を通りかかったときに時折校長先生と担任の先生がそんな話をしてるのが聞こえて思わず口角が上がる。
自分が話題の中心にいるのは気分がいい。
突然スマホの着信音が鳴って、ポケットからスマホを取り出して誰からか確認する。
「もしもし凪ぃ?」
「椿?今休み時間だよね?」
「うん。今二時間目が終わって休み時間になったところ。」
何もかも完璧な人なんて、いるわけ無いじゃん。
「どうしたの?」
「三科さん、ちょっと頼みたいことがあるんだけどいいかな?」
「もちろんです!」
下級生だけではなく先生達にまで信頼されている私。
皆から期待され、憧れられている私。
「いやー、おたくのクラスの三科さんは本当に良い生徒ですね!」
「ええ、私も自慢の生徒でして!授業は毎回真面目に参加して成績もいいし、手伝いなども進んでやるし、下級生にも優しいしで言うことなしですよ!」
職員室の前を通りかかったときに時折校長先生と担任の先生がそんな話をしてるのが聞こえて思わず口角が上がる。
自分が話題の中心にいるのは気分がいい。
突然スマホの着信音が鳴って、ポケットからスマホを取り出して誰からか確認する。
「もしもし凪ぃ?」
「椿?今休み時間だよね?」
「うん。今二時間目が終わって休み時間になったところ。」
何もかも完璧な人なんて、いるわけ無いじゃん。