りんご飴より甘いこと
〝答え〟を待つように、わったんの正面に立って。
ジッとわったんを見つめると。
「ふっ。りんごはやっぱり、バカだな」
〝答え〟じゃなく、
私を、小馬鹿にしてきたわったん。
〝答え〟が知りたくて、
モヤモヤ、ぐるぐる、分からない私。
「っ、なんで教えてくれないのさ、」
いつもの、わったんや、みかんの、
真似をするように上目遣いをしてみる私。
ぅう、こ、これはなんか照れるぞ.........っ‼︎
恥ずかしいから早く教えて欲しいのに.........
わったんは、私をジッと見つめると。
「じゃあ、文化祭当日。楽しみにしてて」
そう、悪魔のような笑顔で言ったのだ。