恋愛体質
シートベルトをカチッとしめた。
「いい?」
「うん。」
車が滑らかに動き出した。
「どこ行くの?」
なんて綺麗な横顔なんだろうと見とれる。
「ん・・・」
成沢はそれには答えずにコンビニに車をとめた。成沢の後に続いて私も降りた。
一瞬成沢をぼーっと眺めてしまった。考えてみればスーツを着ていない成沢は初めてだ。
かっこいい。コートといいパンツといい、センスも悪くない。でもスーツの方がセクシーだ。
引け目を感じた。成沢はまるでモデルみたいだ。それにひきかえ私は・・・
「かっこいいって眺めてた?行くよ。」
成沢にそう声をかけられて現実に戻った。
「別に眺めてなんかいません。ナルシストの成沢くん。」
慌てて否定した。
「褒めるなら素直に褒めればいいのに。ひねくれ者。」
さっきの私の台詞を口まねして成沢が言った。
「かっこいいって言って欲しいの?」
成沢は笑いながらコンビニに入っていった。私も一瞬遅れてついていった。
2人分の飲み物を買って車に戻った。ワクワクする。こんなふうにデートするのは久しぶりだ。
「トイレは大丈夫?サービスエリアまで入れないけど。」
「うん。私は平気。」
「じゃあ行くよ。」
どこへ?と聞いても教えてくれそうもないので聞かなかった。どこでもいい気がした。
冬とはいえ天気は快晴で風は穏やか。運転席にはかっこいい男。文句なし。完璧だ。
「いい?」
「うん。」
車が滑らかに動き出した。
「どこ行くの?」
なんて綺麗な横顔なんだろうと見とれる。
「ん・・・」
成沢はそれには答えずにコンビニに車をとめた。成沢の後に続いて私も降りた。
一瞬成沢をぼーっと眺めてしまった。考えてみればスーツを着ていない成沢は初めてだ。
かっこいい。コートといいパンツといい、センスも悪くない。でもスーツの方がセクシーだ。
引け目を感じた。成沢はまるでモデルみたいだ。それにひきかえ私は・・・
「かっこいいって眺めてた?行くよ。」
成沢にそう声をかけられて現実に戻った。
「別に眺めてなんかいません。ナルシストの成沢くん。」
慌てて否定した。
「褒めるなら素直に褒めればいいのに。ひねくれ者。」
さっきの私の台詞を口まねして成沢が言った。
「かっこいいって言って欲しいの?」
成沢は笑いながらコンビニに入っていった。私も一瞬遅れてついていった。
2人分の飲み物を買って車に戻った。ワクワクする。こんなふうにデートするのは久しぶりだ。
「トイレは大丈夫?サービスエリアまで入れないけど。」
「うん。私は平気。」
「じゃあ行くよ。」
どこへ?と聞いても教えてくれそうもないので聞かなかった。どこでもいい気がした。
冬とはいえ天気は快晴で風は穏やか。運転席にはかっこいい男。文句なし。完璧だ。