没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「エリー。中に入るわ」

「はい。わたくしは入ることができません。どうぞいってらっしゃいませ」

「ええ。出てこなかったら。。。あとはよろしく」

「そんなっ!フィリシティ様?」

エリーはあわてふためいていたが、フィリシティはもう覚悟を決めたので躊躇いはない。

躊躇せず、扉の中へ足を踏み入れていった。
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