没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
不思議な直系5cmくらいの穴だ。

本棚の書籍を見てみたが、淑女たるものは…とか王国の歴史とかそういった教育用の教科書で、特にフィリシティも知っているような内容ばかり。

何よこれ。
何もないじゃない。

期待していたのにと思わず『はぁーっ』とため息をもらす。

もしかしたら何かあったのかもしれないけれど、お母さまと喧嘩したあとおばあ様が何かしたのかもしれないし…。

あー。
ショックだわ。

あんなに意気込んで中に入ったのに…。
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