没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎


やはり思った通りだった。

日記を読み始めてどれくらい経ったのか…
没頭していたらかなりの時間が経過していたらしい。

お母様はシンシア王妃殿下と大親友で、シンシア殿下がずっと片想いされていた国王陛下との結婚が決まり喜ばれていたところに…自分の母親のルイーズおばあさまから王太子として王宮に上がるよういわれたのだわ。
それに反抗して…クランドンを出た。

ただ…
なぜ…?
ルイーズおばあさまはなぜ今まで何も言わなかったのに突然そんなことを言い出したのかしら…。
< 208 / 265 >

この作品をシェア

pagetop