没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
フィリシティが近づくと書物はフィリシティ方へ向かってスーと進んできたので、レオンはフィリシティの手を離し、フィリシティは本を手に取った。
かわりにレオンはフィリシティの肩をギュッと抱いた。

肩にレオンの温もりを感じるだけで心強い。

フィリシティは書物を恐る恐る開き中身を確認し始める。

横でレオンも一緒に読み進める。
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