没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
今まで、レオンから手の甲やほっぺやおでこにキスをしたことはあった。
口にはまだしていない。
それは結婚式の時にと思って…想像だけ膨らませてとってあるから…
けれど、フィリシティからなんて…聞いてないぞ!
こんなことされたら…
レオンは思わず、ガバッとフィリシティを抱きしめた。
もちろん緑の魔石は握りしめたままで。
「レ、レオン様…く、苦しい」
「あ、ご、ごめん。思わず。つい…」
すぐに身体を離して、真っ赤になってゴモゴモと口籠もっていたら、フィリシティも赤くなって俯いた。
口にはまだしていない。
それは結婚式の時にと思って…想像だけ膨らませてとってあるから…
けれど、フィリシティからなんて…聞いてないぞ!
こんなことされたら…
レオンは思わず、ガバッとフィリシティを抱きしめた。
もちろん緑の魔石は握りしめたままで。
「レ、レオン様…く、苦しい」
「あ、ご、ごめん。思わず。つい…」
すぐに身体を離して、真っ赤になってゴモゴモと口籠もっていたら、フィリシティも赤くなって俯いた。