没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「ごめんなさい…」
「いや…いい。こういうこと…」
「え?」
フィリシティが顔を上げる。
「もっとしてくれてもいいぞ」
「ええっ!」
今度はフィリシティは部屋が暑くなるんじゃないかってくらい真っ赤になってしまった。
「それより、はやくやりましょう。またローマン様が遅いとお怒りになりますよ」
最近、公認になったからと1週間に一度ほど、大きな顔をして正面玄関からクランドン家にやってくるレオンが働かない!とローマンがぶつくさうるさいのだ。
「ああ。やつなら、今、リナ嬢と街に出かけたぞ。アイツもそるそろ恋を知るべきだ。いい機会だったのだ」
「いや…いい。こういうこと…」
「え?」
フィリシティが顔を上げる。
「もっとしてくれてもいいぞ」
「ええっ!」
今度はフィリシティは部屋が暑くなるんじゃないかってくらい真っ赤になってしまった。
「それより、はやくやりましょう。またローマン様が遅いとお怒りになりますよ」
最近、公認になったからと1週間に一度ほど、大きな顔をして正面玄関からクランドン家にやってくるレオンが働かない!とローマンがぶつくさうるさいのだ。
「ああ。やつなら、今、リナ嬢と街に出かけたぞ。アイツもそるそろ恋を知るべきだ。いい機会だったのだ」