没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
人間生きていれば何が起こるかわからないものだ。
「お前の作ったものなど信用できるか」
「そうおっしゃらず、健康が一番ですぞ」
どうも娘婿には素直には接することができぬらしい。
だが、実際『コルタナの涙』が戻ってから体の調子はいいのだ。
自分としてもハリーが成人するまでは生きて、この子に直接家督を譲りたい。
「まあよい。エリーに託しておけ。それよりフィリシティはどうしておった?王宮に顔を出したのじゃろう?」
「ええ。双子がようやく歩き出したので目が離せないと忙しそうにしておりました」
「そうか。フィリシティにその野菜は分けてやったのか?」
「当たり前ですよ。栄養たっぷりのものをたくさん置いてきましたぞ」
「お前の作ったものなど信用できるか」
「そうおっしゃらず、健康が一番ですぞ」
どうも娘婿には素直には接することができぬらしい。
だが、実際『コルタナの涙』が戻ってから体の調子はいいのだ。
自分としてもハリーが成人するまでは生きて、この子に直接家督を譲りたい。
「まあよい。エリーに託しておけ。それよりフィリシティはどうしておった?王宮に顔を出したのじゃろう?」
「ええ。双子がようやく歩き出したので目が離せないと忙しそうにしておりました」
「そうか。フィリシティにその野菜は分けてやったのか?」
「当たり前ですよ。栄養たっぷりのものをたくさん置いてきましたぞ」