没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「ハーヴィ…あの…」
思わず口ごもったフィリシティにハーヴィはすっと手を差し出した。
「さ。行こう。レストラン予約してるんだ」
「え…ええ」
流れるようなその所作にフィリシティは思わず手をとってしまった。
「連絡うれしかったよ。トンプソン家にいるんだよね」
「ええ」
手を取り、流れるようにそのまま歩きはじめたので、エスコートされるがままに従う。
「ダニエルのことは僕も知ってるよ。同い年みたいで、同じ伯爵家だからね」
「ええ」
「王都にはどれくらいいるつもり?」
「え…ええ。え?」
ハーヴィがそこでぷっと吹き出した。
思わず口ごもったフィリシティにハーヴィはすっと手を差し出した。
「さ。行こう。レストラン予約してるんだ」
「え…ええ」
流れるようなその所作にフィリシティは思わず手をとってしまった。
「連絡うれしかったよ。トンプソン家にいるんだよね」
「ええ」
手を取り、流れるようにそのまま歩きはじめたので、エスコートされるがままに従う。
「ダニエルのことは僕も知ってるよ。同い年みたいで、同じ伯爵家だからね」
「ええ」
「王都にはどれくらいいるつもり?」
「え…ええ。え?」
ハーヴィがそこでぷっと吹き出した。