没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
およそ500年ほど。
まったく目にしなかったのだ。


いつも持ち込まれた魔石をこの王城のてっぺんで魔石が鎮座するべき場所にその石を置くのだが、ぴくりとも反応したためしはなかったのだ。



なのに、なのにだ。

魔石が今熱を帯び、光を放ち始めたではないか。
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