没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「すぅ~~~ぅ」

なんだろう。すごく活力がみなぎる気がする。
今ならいつもの2倍の力で働けそう。

「とても気持ちいいわ」

思わず声に出た時だ。

「気に入ってもらえて光栄だ」

バルコニーの奥あたりから突然声がして、はっとした。

「誰っ!」

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