夏目くん、一緒にカーテンを開けてくれませんか?
「いやー、菊野って泣けるんだな」

「先生、私のことロボットかなんかだと思ってません!?」

「いやー、ロボットだったら教室行けるだろ」

「デリケートな話題をブッ込むなー!」

そんな私たちの会話を聞いて、夏目くんがポツリと一言。


「いいな・・・」


「夏目くん!?」


「俺も菊野さんと親しげに話したいな」

「いや、これは親しげっていうか・・・親しくないような・・・?」
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