旦那様、私に愛を教えて下さいますか?
「じゃあ、東木さんに私と結婚して貰わないとね」

「へ!?」


「あの日、何の思惑もなく声をかけたと思ったの?・・・ねぇ、可愛い家政婦さん」


旦那様が私と目を合わせる。

「からかわないで下さい!」

「あはは、どっちだと思う?」

「絶対、冗談です・・・!」

私は顔を赤らめたまま顔が見えないように頭を少し下げる。
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