月のない夜に永遠の愛を誓い
「あ。紫音、昨日のメールなんだけどさ、カッコイイ人ってどんなんだったの?」
亜美はあたしに向けてニヤニヤしながら言った。
そんなに気になるのかなぁ……;;
まぁ亜美はイケメン大好きだからね。
そんなこと思いながら、昨日会った男の人の特徴を思い出しながら話した。
「えっとねぇ、ちょっと長めのシルバーの髪に鼻が高くて切れ長の紅い目かな」
あたしはそう話すと、亜美は目を輝かせて飛び付いてきた。
「何それーー!外国人みたいな人じゃん!!いいなぁ、あたしも見たかった♪」
まぁ確かに外国人っぽかったな。あのセクハラさえなけりゃあね。
こうしてあたしは多少時間かかったが(亜美のせいで)なんとか罰掃除は終わらせたのだったのだ。