月のない夜に永遠の愛を誓い





そんなこと思ってる間にも、白い腕が伸びてきたかと思うと、あたしの腕を掴んでいきなり抱き寄せた。



あたしは文句を言おうと顔をあげた。すると、紅い目と目が合い、抱きつかれたまま固まった。



なぜだかわからないけど、あたしはキレイな紅い目から目が離せなくなった。



男の人の抱く力が強くなったとき、あたしは我に返って思いっきり腕を伸ばして引き離し、夢中で走った。



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