月のない夜に永遠の愛を誓い
あたしのお腹にはシルヴィーヌの剣が刺さっていた。
お腹あたりに激痛が走った。
あたしのドレスは真っ赤な血によって色鮮やかに染められていく。
あたしはそのまま倒れ込んだ。
意識がはっきりとあるとはいえ、さすがにやばい。
ふと自分の髪と血が重なる。
お腹からの出血ではっきりしていた意識も、どんどん目の前がぼやけていく。
意識が朦朧としてる中でドアの開ける音が聞こえた。
「――……アリシア!!」
あぁ、ゼルだ……。助けにきてくれたのかな……。
あたしの意識はそこで途切れた。