月のない夜に永遠の愛を誓い
7,あなたと一緒なら
〔ゼル〕
俺がきたころにはもう遅かった。
あの日に戻れたらと、何度も思っていたのに俺は君を守れなかった。
何度自分自身を責めただろう。
俺はアリシアの元に駆け寄る。
いくらヴァンパイアに戻れたとしても、まだヴァンパイアとしての機能はあまり動いてない。それにアリシアは絶大な魔力を持っているから丈夫なはずたが……。
俺は意識のないアリシアを腕に抱き抱え、シルヴィーヌを睨んだ。