月のない夜に永遠の愛を誓い




もう不安も何もない。

でも、いざ口にしてみるとやっぱり恥ずかしい。
あたしはちょっと下を向いてしまった。




「アリシア、こっち向いて」



その言葉にあたしはゼルの方を見た。

ゼルの綺麗な真紅の瞳があたしを見る。



「俺も、今も変わらずアリシアが好きだよ」









そしてあたし達は。

























永遠の愛を誓う契りの口づけをした。





< 76 / 79 >

この作品をシェア

pagetop