- 作品番号
- 1704592
- 最終更新
- 2024/03/07
- 総文字数
- 89,139
- ページ数
- 82ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 71,605
- いいね数
- 124
- ランクイン履歴
-
ファンタジー(総合)24位(2023/09/06)
ファンタジー7位(2023/09/06)
「俺はあなたを許さない」
そう言って彼は自分を殺した。
多くの人を殺した冷酷無慈悲な女王。最期には奴隷の男に殺された。
それがルティアの前世だった。
生まれ変わった彼女は反省して、奉仕活動に勤しむ日々を送っていた。両親はそろそろ結婚を…と考えているが、ルティアは誰とも結婚するつもりはなかった。
しかし前世の王配であったリーヴェスと再会して、周囲から彼との結婚を強く勧められてしまう。彼も自分と同じく前世の記憶を有しており、もう一度やり直したい、と言い出して…
強引に迫るリーヴェスを助けたのは、第三王子テオバルト――なんと自分を殺した男だった。
そしてリーヴェスだけでなく、テオバルトもまた自分と結婚してほしいと求婚してきて……。
そう言って彼は自分を殺した。
多くの人を殺した冷酷無慈悲な女王。最期には奴隷の男に殺された。
それがルティアの前世だった。
生まれ変わった彼女は反省して、奉仕活動に勤しむ日々を送っていた。両親はそろそろ結婚を…と考えているが、ルティアは誰とも結婚するつもりはなかった。
しかし前世の王配であったリーヴェスと再会して、周囲から彼との結婚を強く勧められてしまう。彼も自分と同じく前世の記憶を有しており、もう一度やり直したい、と言い出して…
強引に迫るリーヴェスを助けたのは、第三王子テオバルト――なんと自分を殺した男だった。
そしてリーヴェスだけでなく、テオバルトもまた自分と結婚してほしいと求婚してきて……。
- あらすじ
- ルティアの胸には火傷の痕がある。これは罪の証だ。前世、彼女は苛烈な政策で民を虐げた女王だった。生まれ変わった彼女は反省し、将来は誰とも添い遂げるつもりはなく、修道院に入ることを望んでいた。そんなある日、前世王配であったリーヴェスと再会する。彼はルティアに結婚の話を持ちかけ、断っても強引に迫ろうとする。そんなルティアを第三王子テオバルト――前世の自分を殺した男が助けるのだった。
目次
-
- 1、罪の証
- 2、前世
- 3、優しい家族
- 4、義務
- 5、王妃のお茶会
- 6、予期せぬ再会
- 7、王配
- 8、求婚
- 9、家族の反対
- 10、楽しめない舞踏会
- 11、二度目の再会
- 12、女王と奴隷
- 13、王子に生まれ変わった奴隷
- 14、リーヴェスとの違い
- 15、王子の襲来
- 16、ゆっくりと
- 17、最後の思い出として
- 18、告白
- 19、引き留める
- 20、会いに行かされる
- 21、ずっと探していたもの
- 22、別の道
- 23、離宮
- 24、別れの記憶
- 25、リーヴェスの狂気
- 26、前世の罪
- 27、違う存在
- 28、炎と共に
- 29、女王の義務
- 30、王配の裏切り
- 31、狂った女王
- 32、共に地獄へ
- 33、目覚め
- 34、生まれ変わっても
- 35、王配の娘
- 36、晴れて婚約者に
- 37、前世わたしを殺した男は
この作品の感想ノート
真白燈様!りつ様!ちゃうです、こちらのサイトにも新作を投稿されていた事を知り、辿り着きました!
もう、泣きながら最後まで愛読して、泣きながら今メッセージ書いております。真白様はᎡ指定があっても無くても、やっぱり切ない物語に引き込まれます。生まれ変わったルティアが、テオバルト殿下と結ばれるまでの困難や葛藤、そして深い愛情がもう本当に心に響きすぎて泣いております。
冷酷無慈悲と恐れられ激情に飲み込まれ狂わされた悲しい女王様と、奴隷の身に堕ちても己の一本筋を貫き誇り高いカイが、一緒に地獄の業火に焼かれ、魂が昇華され生まれ変わり、幸せになる為に償いと愛を覚える姿が愛おしいと思いました。
お互い愛し合い、許し合い、生まれた時からの印が溶け合う事で、大切な娘の生まれ変わりにも巡り会えたのかな、と涙が止まりませんでした。
前世の王配を振り返る妾腹の女王目線で語られた正しさだけじゃ守れない想いが、まさにその通りになったんだなと痛感しました。記憶を無くして、彼は良かった。
凄く凄く素敵な作品でした。また私にとって大切な、お気に入りの名作が増えました。
真白様、本当に心を救うような、心を洗うような、心優しいお話をありがとうございました。もう、本当に大好きです!!
ちゃうさん
2023/09/18 01:09
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