その勇者を殺してください

存在意義

勇者の仲間も攻撃態勢をとる

ん?このユニット・・・

槍、斧、弓、魔法使いと何だろう手ぶらの人?・・・と勇者の剣で6人か

弓が勇者に話かけている

どうやら剣を納めるようにいっているらしい・・・

槍の男性と斧の男性が勇者の前に立つ

・・・このユニットのブレインは彼女ということだろうか?

勇者のが剣を構える

斧と槍が対峙する

勇者「邪魔をするな・・・俺はこの時のために」

槍「落ち着け、魔王の話を聞いただろう?」

勇者「うるさい」

斧「まったく・・・またこれか・・・」

勇者が剣を振り上げる

勇者「どけ」

剣を振り下ろす

斧の男性が剣を受け流す

手ぶらの女性が横からケリを入れる

勇者が体制を崩す

「いつもいつも俺の邪魔を・・・」

槍の男性が剣を払う

おみごとな連携プレーだ

魔法陣が浮かんで何か発動した

勇者が剣を落として倒れる

「お前達さえいなければ・・・」

魔法使いが何かしたのだろう

・・・この子達はいつもこうなのだろうか?

勇者の意識はないようだ・・・これはダメージがそれなりにあると思うが・・・

どちらかというと「勇者」が悪役のようなセリフを吐いていた気が

弓「さてと・・・失礼しました」

魔王「・・・まぁ、いいけど。少し説明が欲しいかな・・・」

弓「はい・・・彼はこのパーティーの代表で・・・私たちがお目付け役というか・・・」

魔王「・・・なるけど」

弓「彼は神の加護をを受けたとかで、真面目なんですが・・・特殊な教育を受けているので少し性格がゆがんでいます」

魔王「・・・はぁ」

弓「私たちはこれからどうしたらいいでしょうか?」

魔王「その子と交代するのは難しいのはわかったけれど・・・君はどうしたい?」

弓「私も正直なところ困っています」

魔王「だろうね」

弓「彼の存在意義が無くなっていまう」

魔王「まぁね・・・戦争がなければ傭兵も武器商人も仕事がなくなるからね・・・」

弓「少し考える時間をもらってもいいでしょうか?」

魔王「・・・まぁ、かまわないよ、暇だからね・・・」

弓「ちなみに・・・なんですが、本当に弱いんですか?」

魔王「ん?私?さぁ・・・どうでしょうね、やってみる?」

弓「やっぱり」

弓の子は相当いやそうな顔をしている、察してくれたらしい。

魔王「運がよければ勝てるかもしれない、君たちがここまでたどり着いたように・・・」

弓「それは運ではないでしょう?」

魔王「・・・かな?まぁ、勝てたとしても5体満足で・・・というのは難しいかな」

弓「でしょうね」

魔王「私もちなみにきいてみたいんだけど」

弓「なんでしょう?」

魔王「君たち一人一人の選択した答え・・・参考までに聞きたい」

弓「ファイナルアンサーにならないなら」

魔王「ぜひ頼むよ」
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