身代わり婚約者との愛され結婚
「疑ってるの? 確かめてもしてないことが証明されるだけよ」
精一杯強がり、睨みながらそう断言する。
その言葉に嘘はない。
確認されるだなんて少し屈辱的だが、それでも一応は婚約者が疑っており証拠となるなら……となんとかこの状況に納得しようとしたのだが。
「確かめるも何も、今から俺とヤるんだよ」
「……は?」
「この部屋はそういう行為のための部屋だって知ってんだろ?」
“何を……言ってるの……?”
ベネディクトの発言が信じられず、唖然としていると、ベネディクトがベッドの端に膝を乗せ、サイドテーブルに上着を投げた。
「わ、私たちはまだ結婚してないわ!」
「だから、だろ。お前がさっさと婚姻に頷けばこんな手段選ばなくても良かったんだがな」
「れ、レヴィンと最後までシたかもしれないわ。それならこの手段は……っ」
女性側の純潔に重きを置いているターンバル国だからこそ、婚約者以外と体を結んだ可能性があるならばベネディクトも止まるかもしれない。
そう、思ったのだが。
「それはどっちでもいいって」
「なにを……」
精一杯強がり、睨みながらそう断言する。
その言葉に嘘はない。
確認されるだなんて少し屈辱的だが、それでも一応は婚約者が疑っており証拠となるなら……となんとかこの状況に納得しようとしたのだが。
「確かめるも何も、今から俺とヤるんだよ」
「……は?」
「この部屋はそういう行為のための部屋だって知ってんだろ?」
“何を……言ってるの……?”
ベネディクトの発言が信じられず、唖然としていると、ベネディクトがベッドの端に膝を乗せ、サイドテーブルに上着を投げた。
「わ、私たちはまだ結婚してないわ!」
「だから、だろ。お前がさっさと婚姻に頷けばこんな手段選ばなくても良かったんだがな」
「れ、レヴィンと最後までシたかもしれないわ。それならこの手段は……っ」
女性側の純潔に重きを置いているターンバル国だからこそ、婚約者以外と体を結んだ可能性があるならばベネディクトも止まるかもしれない。
そう、思ったのだが。
「それはどっちでもいいって」
「なにを……」