身代わり婚約者との愛され結婚
9.お別れの口付けと次回の約束を
私とレヴィンの間に特別な変化の起きた四十七回目の茶会を終え、そしてその翌月である今日は四十八回目の茶会日。
“当然レヴィンが来るのよね?”
ドキドキしながら時計を確認すると、まだ約束の時間の二十分前だった。
「どんな顔をしたらいいのかしら」
しれっとすればいいのか、それとも少し照れてはにかんだ方がいいのか。
どちらがレヴィンは好きだろう? というか、レヴィンはどんな様子で来るのだろう。
“また以前のような無愛想にも見えるクールな表情に戻ってしまっているのかしら”
こういった時どんな反応をするのが正解かの見当もつかず頭を抱えた時だった。
「アルベルティーナお嬢様、婚約者の代理の方がいらっしゃっております」
「も、もうっ!?」
声をかけてきたメイドの言葉にハッとした私は、わたわたと立ち上がりながらチラッとポケットに入れている懐中時計で時間を確認して。
「……キッカリ十分前だわ、いつの間に……」
どうやらさっき時計を見てからもう十分もたっていたらしい。
“当然レヴィンが来るのよね?”
ドキドキしながら時計を確認すると、まだ約束の時間の二十分前だった。
「どんな顔をしたらいいのかしら」
しれっとすればいいのか、それとも少し照れてはにかんだ方がいいのか。
どちらがレヴィンは好きだろう? というか、レヴィンはどんな様子で来るのだろう。
“また以前のような無愛想にも見えるクールな表情に戻ってしまっているのかしら”
こういった時どんな反応をするのが正解かの見当もつかず頭を抱えた時だった。
「アルベルティーナお嬢様、婚約者の代理の方がいらっしゃっております」
「も、もうっ!?」
声をかけてきたメイドの言葉にハッとした私は、わたわたと立ち上がりながらチラッとポケットに入れている懐中時計で時間を確認して。
「……キッカリ十分前だわ、いつの間に……」
どうやらさっき時計を見てからもう十分もたっていたらしい。