アンハッピー・ウエディング〜前編〜
結局その後、また日付が変わる頃まで。

俺は、お嬢さんの間違い探し遊びに付き合わされた。

気がついたらこんな時間だよ。

時間の無駄遣いは良くないと思うんだ、俺。

あぁ。課題がまだ終わってないっていうのに…。

明日、学校行ってやるか…。

…それより、俺の勉強時間の邪魔をする元凶を、先に何とかするべきなのでは?

おままごとだの、お絵描きだの間違い探しだの。

毎日付き合ってられねぇぞ。

お嬢さんの「遊ぼ」攻撃から逃れる為に、俺は色々と策を考えた。

その一環として。







「…なぁ、実は相談があるんだけど」

学校にて。

昼休み、俺は一緒に昼食を摂っていた二人の友人に、相談してみることにした。




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