アンハッピー・ウエディング〜前編〜
雨上がりに夏来たる頃の章2
寿々花さんが盛大にゲロッ…いや、リバースした翌日。

さすがに、一晩経ってかなり回復したようだったが。

それでも、寿々花さんはまだ気分が悪そうだった。

悪いことをしてしまった。

口直しを兼ねて、今日の朝食は甘々のフレンチトーストを作ってあげた。

しかし、こんな調子では、とてもじゃないけど調理実習当日までに、好き嫌いを克服することは出来ない。

さて、これからどうしたものか。





考えあぐねた俺は、昼休みの時間に、友人二人に相談してみることにした。

「なぁ、二人共何か好き嫌いってあるか?」



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