アンハッピー・ウエディング〜前編〜
メインキャラ二人の解説だけで、えらく長くなりましたので。

ここからは、出来るだけさらっと。

次は悠理君のお友達、雛堂君と乙無君ですね。

その前に、学校のことをちらっと。

青薔薇学園、という学校はこれまでも何回か出てきましたが。

今回は作品の都合上、女子校男子校で別れていて欲しかったので。

「聖」青薔薇学園という、新たな学校を創設。
 
結果、とんでもない男女差別が横行している学校となってしまいました。

小説だから大袈裟に書いてますけど。

これ、リアルでこんな学校あったら、男子生徒は全校生徒でストライキを起こしても許されると思います。

むしろ起こすべきだと思います。

果たして、二学期は少しでも悠理君達男子生徒の不遇が報われるのだろうか。必見です。

で、気を取り直して雛堂の解説。

フルネームは雛堂大也です。

家は貧乏なのに、名前だけは大也(ダイヤ)という、大変豪華な名前になっております。

大抵桜崎の作品において、登場人物は下の名前で呼ばれることが常なんですが。

今回の悠理君は、友人二人を名字で呼んでいますね。

ちなみに雛堂の名前は、結構悩みました。

雛戸(ひなど)にするか雛堂にするか、割と直前まで悩んでました。

ついでに、乙無君と名前を交換するかどうかも悩んでたような。

雛堂君は、家庭環境がちょっと特殊なんですが…。それは後編の方で明らかになる予定です。

いや、そんな引っ張るつもりなかったんですが。雛堂君の性格的にも、さらっとカミングアウトするつもりだったんですが。

何だか言う機会をなくして、無駄にここまで秘密にしたまま来てしまいました。

雛堂君は明るくて良いですよね。桜崎の作品にはほぼ百パー出てくる、チャラ男枠と言いますか。

アリューシャ枠と言いますか。

作者としては、こういうキャラが一人いると物語の進行が大変円滑に進むので、必ず一人は登場させている次第です。

今回、もう一人の友人枠である乙無君が大概変人なので、むしろ雛堂君の方が常識人まである。

これからも、持ち前の明るさと口の軽さで、物語の進行を手助けしてください。



次に、そんな雛堂君と同じく、今回の主人公の友人枠。

乙無真珠君です。

下の名前、読み方「しんじゅ」じゃないですよ。「まじゅ」君です。

名前の由来は、彼のモデルがクロノスタシスのナジュ君だからです。嘘です。今考えました。

いや、モデルがナジュ君なのは嘘じゃないんですが。

彼を一言で表すと、中二病です。

もうそれだけです。それ以外に説明すべきことは、あんまりありません。

無限の胃袋を持ち、甘いものが好きな子です。

桜崎がこういうキャラを書くの、結構珍しい気がしませんか?

とはいえ、桜崎読者歴の長い、かつ察しの良い読者様なら、お気づきかもしれませんが。

彼の中二病発言は、あながち妄想ではありません。

果たして、後編でこの辺りの秘密が明らかになるのでしょうか。乞うご期待。
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