アンハッピー・ウエディング〜前編〜
スマホで検索して、近所のドラッグストアとスーパーマーケットの場所を、どうにか探し出し。
両手にいっぱいの買い物袋を持って、改めて帰宅。
買い物を済ませて帰ってきても、家主のお嬢さんは相変わらず昼寝中であった。
寝過ぎだろ。
まぁ、掃除の邪魔されないから、別に良いけど。
家主が寝てる間に、徹底的に掃除しよう。
まずは何より、床だな。
このきったないリビングの床を、せめて躓く心配なく歩けるようにしよう。
床に散らばったゴミを全部、買ってきたばかりのデカいゴミ袋にダンクシュート。
衣類の類は全部避けて、下着は見なかったことにして。
とにかくカップ麺とレトルト食品のゴミ、それからペットボトルを全部撤去。
スープの残りや溢れたジュースで汚れた床は、フローリング用のモップで擦る。
リビングの掃除が終わったら、次はキッチンだ。
まずは、お腹いっぱい状態で涙目に違いない、憐れな冷蔵庫の中身を整理する。
一旦全部出して、冷蔵庫に入れるべきものとそうでないものを分別。
パッケージをよくよく確認してみたけど、やっぱりこのカップ麺、常温保存だったぞ。
他にも、要冷蔵の食品を冷凍庫に入れていたり。
逆に、要冷凍の食品を冷蔵庫に入れていたり…。
全く冷やす必要のない、歯磨き粉や歯ブラシも全部出して。
徹底的に整理整頓して、必要なものだけ冷蔵庫に入れ直すと。
冷蔵庫の中身は、最初のときの四分の一以下に減っていた。
良かったな、冷蔵庫。お前も口いっぱいに詰め込まれて、苦しかったろうに。
俺が来たからには、もう大丈夫だからな。
更にキッチンの床には、巨大なダンボールが二つ三つ、置かれていた。
お嬢さんの荷物を、ここに放り出しているのかと思ったら。
なんとダンボールの中身は、箱買いしたカップ麺だった。
部屋中にカップ麺の容器が散らばってる訳だよ。
ダンボールの開け方もだらしなくて、カッターで開けたんじゃなくて、無理矢理に引き千切ったらしい。
無惨に開けられた段ボール箱から、カップ麺が転がり落ちていた。
…やれやれ。
仕方ないから、カップ麺を段ボール箱から出し、戸棚に収めていった。
人の注文した荷物を、勝手に開けて勝手に片付けたくはないけどさ。
俺、段ボール箱にまみれながら暮らしたくないし。
ようやくキッチンを片付けた頃には、既に外は暗くなり始めていた。
もうこんな時間だよ。
昼間から動きっぱなしだから、さすがに疲れてきた。
が、ここで眠りこける訳にはいかない。
何故なら、そろそろ夕食の仕度をしなければならない時間だからである。
両手にいっぱいの買い物袋を持って、改めて帰宅。
買い物を済ませて帰ってきても、家主のお嬢さんは相変わらず昼寝中であった。
寝過ぎだろ。
まぁ、掃除の邪魔されないから、別に良いけど。
家主が寝てる間に、徹底的に掃除しよう。
まずは何より、床だな。
このきったないリビングの床を、せめて躓く心配なく歩けるようにしよう。
床に散らばったゴミを全部、買ってきたばかりのデカいゴミ袋にダンクシュート。
衣類の類は全部避けて、下着は見なかったことにして。
とにかくカップ麺とレトルト食品のゴミ、それからペットボトルを全部撤去。
スープの残りや溢れたジュースで汚れた床は、フローリング用のモップで擦る。
リビングの掃除が終わったら、次はキッチンだ。
まずは、お腹いっぱい状態で涙目に違いない、憐れな冷蔵庫の中身を整理する。
一旦全部出して、冷蔵庫に入れるべきものとそうでないものを分別。
パッケージをよくよく確認してみたけど、やっぱりこのカップ麺、常温保存だったぞ。
他にも、要冷蔵の食品を冷凍庫に入れていたり。
逆に、要冷凍の食品を冷蔵庫に入れていたり…。
全く冷やす必要のない、歯磨き粉や歯ブラシも全部出して。
徹底的に整理整頓して、必要なものだけ冷蔵庫に入れ直すと。
冷蔵庫の中身は、最初のときの四分の一以下に減っていた。
良かったな、冷蔵庫。お前も口いっぱいに詰め込まれて、苦しかったろうに。
俺が来たからには、もう大丈夫だからな。
更にキッチンの床には、巨大なダンボールが二つ三つ、置かれていた。
お嬢さんの荷物を、ここに放り出しているのかと思ったら。
なんとダンボールの中身は、箱買いしたカップ麺だった。
部屋中にカップ麺の容器が散らばってる訳だよ。
ダンボールの開け方もだらしなくて、カッターで開けたんじゃなくて、無理矢理に引き千切ったらしい。
無惨に開けられた段ボール箱から、カップ麺が転がり落ちていた。
…やれやれ。
仕方ないから、カップ麺を段ボール箱から出し、戸棚に収めていった。
人の注文した荷物を、勝手に開けて勝手に片付けたくはないけどさ。
俺、段ボール箱にまみれながら暮らしたくないし。
ようやくキッチンを片付けた頃には、既に外は暗くなり始めていた。
もうこんな時間だよ。
昼間から動きっぱなしだから、さすがに疲れてきた。
が、ここで眠りこける訳にはいかない。
何故なら、そろそろ夕食の仕度をしなければならない時間だからである。