「きみを愛することはないし、きみから愛されようとは思わない」と宣言した旦那様と宣言された私の結末~それでしたら旦那様、あなたはあなたが真に愛する人とお幸せに~
 それはともかく、表向きにとはいえわたしは彼の妻。ラングラン侯爵夫人。

 隣国に行くにしても、夫の許可を得た上で堂々と行くべき。

(そうよね? そうすべきよね?)

 何度も自分自身に問う。
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