「きみを愛することはないし、きみから愛されようとは思わない」と宣言した旦那様と宣言された私の結末~それでしたら旦那様、あなたはあなたが真に愛する人とお幸せに~
 寝台の上に横になり、ボーッとしている。

 考えないといけないことがある。だけど、それが出来ずにいる。というか、その気力がない。

 このままボーッとし続けられたらいいのに。

 フェリクスたちは、お昼をすぎても帰ってこない。

 ボーッとしている内に、じょじょに意識が現実へと戻ってきた。

 やっと起き上がることが出来、上半身を起こしたタイミングだった。
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