「きみを愛することはないし、きみから愛されようとは思わない」と宣言した旦那様と宣言された私の結末~それでしたら旦那様、あなたはあなたが真に愛する人とお幸せに~

プレゼン

 テラスには、ジョスランが焼いてくれたマドレーヌが準備してある。

 ジョフロワとエルキュールに断ってから席を外し、厨房でローズティーを淹れた。

 ラングラン侯爵家の庭に小さいながらもバラ園がある。そこで育てたバラを、といっても庭師に教えてもらいながらなのでまだまだ勉強中だけど、教えてもらいながら育てたバラを乾燥させ、ローズティーを作った。それを使ってローズティーを淹れたのだ。

 それを運んでテラスへ戻ると、それぞれのカップにローズティーを注いだ。

 それから、三人で飲んだ。もちろん、マドレーヌは食べた。
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