「きみを愛することはないし、きみから愛されようとは思わない」と宣言した旦那様と宣言された私の結末~それでしたら旦那様、あなたはあなたが真に愛する人とお幸せに~
「ダメダメ。わたしはわたし。彼は彼。どうせ交わることのない人生。衝突だけはしないようにうまくやらなきゃ」

 小さくつぶやいた。

 つぶやきながら、翡翠色の瞳を思い出していた。

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