召喚された魔王の花嫁…が私って本気ですか!?
学校なんて常に行きたくない。


そんな中でも、行きたくない気持ちが1番強くなるのは月曜の朝……


今日が日曜なら……ううん、永久に日曜だけを繰り返してくれればいいのに……


全身が重くて手足どころか瞼すら動かせなかった。


それでも頭の中だけは起きていて、朝が来ていることは認識していた。


あとどれくらいで目覚ましアラームが、この平和に終わりを告げる?


30分?


……ひょっとすると残り5分もないかもしれない。


あー、本気で学校行きたくない。


学校なんてなくなってほしい!


学校に隕石が落ちればいいのに!


学校を呪った。心の底から。


その瞬間、ベッドに寝ていたはずの私は落ちたのだった!


何に? って、


底なしなんじゃ……と思うような深い深い穴に!


ベッドに穴が空いたのか、ベッドが消えてその下に穴が出現したのかもわからない。


気づいたら、穴のずっと深いところまで落下していた。


呪った相手が人ではなくて、学校だったから穴はひとつで済んだ?


まあ、落ちるのにひとつもふたつも同じなんだけど……

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