召喚された魔王の花嫁…が私って本気ですか!?
4. 魔王様の誕生日
4.1
私を花嫁に選んだせいで、魔王様が責められるのは嫌!
そう思って、魔王様の誕生日を祝う式典への出席をするって決めた……
そのはずなのに……
あらら? 魔王様の出勤時間は一向に減ってない気がするんだけど? おかしくない?
「じゃあ、行ってくるね! でも、ミクルに相談したいことが出てきたら、そのときは戻ってくるから!」
魔王様はいつものようにハグしたいだけハグして、それからお城へ出かけていった。
もし魔王様にそう言おうものなら、『何言ってるんだ! 全然足りないよ、これでも我慢してるんだからね』って言い返されそうだけど……
「魔王様のことなら、もう気にしなくて大丈夫だと思うよ?」
レオさんは、またそういうのん気なことを言うんだよなー。
「レオさんは気にしなさすぎだと思いますよー」
掃除をしながら、レオさんと雑談。これもいつものこと。
そう思って、魔王様の誕生日を祝う式典への出席をするって決めた……
そのはずなのに……
あらら? 魔王様の出勤時間は一向に減ってない気がするんだけど? おかしくない?
「じゃあ、行ってくるね! でも、ミクルに相談したいことが出てきたら、そのときは戻ってくるから!」
魔王様はいつものようにハグしたいだけハグして、それからお城へ出かけていった。
もし魔王様にそう言おうものなら、『何言ってるんだ! 全然足りないよ、これでも我慢してるんだからね』って言い返されそうだけど……
「魔王様のことなら、もう気にしなくて大丈夫だと思うよ?」
レオさんは、またそういうのん気なことを言うんだよなー。
「レオさんは気にしなさすぎだと思いますよー」
掃除をしながら、レオさんと雑談。これもいつものこと。