黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
今は神殿で水晶に聖女の力を込める作業をしていて、好奇心旺盛なダニエル殿下がぜひ見学させて欲しいということで作業室に来ている。
アーロ様もメモを片手に興味津々だ。
各地方の神殿に届ける水晶は定期的に聖女の力を入れて渡している。
「しかし、聖女様とは本当に神秘的なお力を使われますね。とても不思議です。なぜ我がアイト国には聖女様は降りて来てくださらないのか」
「私もなぜ『聖女様』だったのか分かりませんし、この力もただその思いを石に伝えているだけです。本当に不思議ですね」
「このような素晴らしいお力をお持ちなのですから、ミオ様が『聖女様』に選ばれたのではないでしょうか?」
アーロ様はまた力強く『聖女様』を語っている。
「でもこのエーデル王国に聖女様が降りて来るのは、なんだか分かるような気がします。この王国の人々は『聖女様』をとても信頼し、存在することが当たり前のようにお話をされます。だから途絶えることなく、聖女様が降りて来られるのかなと思います」
この王国の人達は皆がキラキラとした瞳で聖女様のお話をする。
アーロ様は『聖女様オタク』気質だけどね。
「なるほど。確かに…」
「流石聖女様です!100年の加護のうち、その聖女様のご年齢によっては聖女様がご不在の時もありますが、私達はミオ様にお会いすることができて幸せでございます!」
アーロ様が感動を噛み締めながらまた力説してくれた。
「あ、あはは。ありがとうございます」
アーロ様もメモを片手に興味津々だ。
各地方の神殿に届ける水晶は定期的に聖女の力を入れて渡している。
「しかし、聖女様とは本当に神秘的なお力を使われますね。とても不思議です。なぜ我がアイト国には聖女様は降りて来てくださらないのか」
「私もなぜ『聖女様』だったのか分かりませんし、この力もただその思いを石に伝えているだけです。本当に不思議ですね」
「このような素晴らしいお力をお持ちなのですから、ミオ様が『聖女様』に選ばれたのではないでしょうか?」
アーロ様はまた力強く『聖女様』を語っている。
「でもこのエーデル王国に聖女様が降りて来るのは、なんだか分かるような気がします。この王国の人々は『聖女様』をとても信頼し、存在することが当たり前のようにお話をされます。だから途絶えることなく、聖女様が降りて来られるのかなと思います」
この王国の人達は皆がキラキラとした瞳で聖女様のお話をする。
アーロ様は『聖女様オタク』気質だけどね。
「なるほど。確かに…」
「流石聖女様です!100年の加護のうち、その聖女様のご年齢によっては聖女様がご不在の時もありますが、私達はミオ様にお会いすることができて幸せでございます!」
アーロ様が感動を噛み締めながらまた力説してくれた。
「あ、あはは。ありがとうございます」