黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
キラキラと輝く光が部屋にいる人達を包み込み、皆が声を上げて驚いている!
「な、何ということだ!優しい光に包み込まれていく…」
ダニエル殿下が包まれる光に手をかざしている。
徐々に光が収まり、部屋の中にいる人達が見えるようになると、それぞれが机にうつ伏せになっていたり、椅子にだらんと座っていたり、床に倒れたりしていた。
「あの……皆様、大丈夫ですか?」
私のせいだよね!?
「ダニエル殿下!どうされましたか!?」
椅子の背もたれに目を閉じてぐったりとしているダニエル殿下に声を掛ける。
アーロ様は幸せそうな顔をしながら倒れているけどメモとペンはしっかりと握っていた。
「皆、しっかりしてー!」
部屋の中で意識があり無事なのは私だけ。
十数名程の人達皆が気絶しているような感じだ。
「今のは何事だ!?」
「実桜様ッ!ご無事ですか!!」
通路をバタバタと走る音が近づき、国王様とウィル様が部屋の中に入って来た!
「ウィルさま……どうしよう…」
私以外は倒れているという異様な状態に、部屋に入って来た国王様とウィル様に続く人達も目を見張った。
「私は平気です。むしろ他の皆様の方が!私、何をしちゃったの?」
今までと違う力を使っちゃったの!?
手が震えて止まらない!
その手をウィル様が握り、側についていてくれた。
「…これは眠っているようですね。熟睡しています」
神殿長様がアーロ様の肩を軽く揺すっている。
「へ?」
「そのようだな。流石ミオ様のお力。ここにいる全員を癒されたと…」
国王様は倒れている人を見てまだ驚きの表情を崩さない。
「え?」
皆を眠らせちゃったの?
「な、何ということだ!優しい光に包み込まれていく…」
ダニエル殿下が包まれる光に手をかざしている。
徐々に光が収まり、部屋の中にいる人達が見えるようになると、それぞれが机にうつ伏せになっていたり、椅子にだらんと座っていたり、床に倒れたりしていた。
「あの……皆様、大丈夫ですか?」
私のせいだよね!?
「ダニエル殿下!どうされましたか!?」
椅子の背もたれに目を閉じてぐったりとしているダニエル殿下に声を掛ける。
アーロ様は幸せそうな顔をしながら倒れているけどメモとペンはしっかりと握っていた。
「皆、しっかりしてー!」
部屋の中で意識があり無事なのは私だけ。
十数名程の人達皆が気絶しているような感じだ。
「今のは何事だ!?」
「実桜様ッ!ご無事ですか!!」
通路をバタバタと走る音が近づき、国王様とウィル様が部屋の中に入って来た!
「ウィルさま……どうしよう…」
私以外は倒れているという異様な状態に、部屋に入って来た国王様とウィル様に続く人達も目を見張った。
「私は平気です。むしろ他の皆様の方が!私、何をしちゃったの?」
今までと違う力を使っちゃったの!?
手が震えて止まらない!
その手をウィル様が握り、側についていてくれた。
「…これは眠っているようですね。熟睡しています」
神殿長様がアーロ様の肩を軽く揺すっている。
「へ?」
「そのようだな。流石ミオ様のお力。ここにいる全員を癒されたと…」
国王様は倒れている人を見てまだ驚きの表情を崩さない。
「え?」
皆を眠らせちゃったの?