黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「……本当の私を知ったら」
「ウィル様?」
「あなたは私のことも怖くなるかもしれません…」
ウィル様は俯いていた顔を上げ、私の腰に手を回して私を抱きしめた!
綺麗な青い瞳にはいつもよりもっと違う熱が籠っている…?
ウィル様との距離がなくなる程に密着し、ウィル様の指が私の黒髪を撫で、私を少し上に向かせた。
そして、ウィル様の唇が近づく。
「あ、ウィル…」
その瞳に捕らわれて私はまた動けなくなった…。
ゴンゴンッ!
「時間です!」
扉の外から聞こえたアーロ様の声でウィル様の動きがピタリと止まり、私の肩に頭を乗せてため息をついた。
「まだ仕事中ですからー!」
私からそっと離れて扉に向かう。
「分かってるよ!」
バンッ!と少し乱暴に扉を開けたウィル様はアーロ様に怒鳴っている。
その扉からシエナ様が素早く入り、私に駆け寄って来た。
「ミオ様ご無事ですか!大変!お顔が真っ赤です!」
「だ、大丈夫よ…」
両手で熱くなった顔を隠して俯く。
何で今キスしようとしたの!?
動けなかったとは言え、私も避けなかった…。
アーロ様が扉を叩かなかったら、そのまま…。
私はシエナ様の胸にポスッと凭れる。
「うぅ…シエナ様ぁ…」
「ミオ様!?」
恥ずかしくて顔が上げられない!
「二人きりにして申し訳ございません!何をされましたか!? あのケダモノに!!」
「な、何もされていないわ…」
顔の熱と胸の動悸が治まるまでしばらく時間が掛かってしまった。
「ウィル様?」
「あなたは私のことも怖くなるかもしれません…」
ウィル様は俯いていた顔を上げ、私の腰に手を回して私を抱きしめた!
綺麗な青い瞳にはいつもよりもっと違う熱が籠っている…?
ウィル様との距離がなくなる程に密着し、ウィル様の指が私の黒髪を撫で、私を少し上に向かせた。
そして、ウィル様の唇が近づく。
「あ、ウィル…」
その瞳に捕らわれて私はまた動けなくなった…。
ゴンゴンッ!
「時間です!」
扉の外から聞こえたアーロ様の声でウィル様の動きがピタリと止まり、私の肩に頭を乗せてため息をついた。
「まだ仕事中ですからー!」
私からそっと離れて扉に向かう。
「分かってるよ!」
バンッ!と少し乱暴に扉を開けたウィル様はアーロ様に怒鳴っている。
その扉からシエナ様が素早く入り、私に駆け寄って来た。
「ミオ様ご無事ですか!大変!お顔が真っ赤です!」
「だ、大丈夫よ…」
両手で熱くなった顔を隠して俯く。
何で今キスしようとしたの!?
動けなかったとは言え、私も避けなかった…。
アーロ様が扉を叩かなかったら、そのまま…。
私はシエナ様の胸にポスッと凭れる。
「うぅ…シエナ様ぁ…」
「ミオ様!?」
恥ずかしくて顔が上げられない!
「二人きりにして申し訳ございません!何をされましたか!? あのケダモノに!!」
「な、何もされていないわ…」
顔の熱と胸の動悸が治まるまでしばらく時間が掛かってしまった。