黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
ガバリと上半身を起こす。
「最近の実桜様は私が近寄ると意識をしてくれているのが分かるんだ!あの頬を赤く染めた可愛い顔で見つめられたら!あの宝石のように美しい黒い瞳を潤ませて見つめられたら!我慢なんてできる訳がないだろ!? しかも逃げもしないんだぞ!」
「意識して照れている顔が可愛いってことですね。やっぱり我慢してないじゃないですか」
「これでも精一杯我慢している!『私も素のあなたを知りたい』なんて言われてみろ。周りに…周りにおまえ達がいなければ…」
「3分間二人きりになったでしょう?」
「おまえさぁ、3分間で何ができるっていうんだよ」
「何をするつもりだったのですか?」
「……アクセサリーを貰うのなんて初めてって!恥ずかしそうにそんなことを!可愛い過ぎてどうにかなりそうだったよ!」
ドンッ!!
書類の束に拳を叩きつけてこの気持ちをぶつける。
「最近の実桜様は私が近寄ると意識をしてくれているのが分かるんだ!あの頬を赤く染めた可愛い顔で見つめられたら!あの宝石のように美しい黒い瞳を潤ませて見つめられたら!我慢なんてできる訳がないだろ!? しかも逃げもしないんだぞ!」
「意識して照れている顔が可愛いってことですね。やっぱり我慢してないじゃないですか」
「これでも精一杯我慢している!『私も素のあなたを知りたい』なんて言われてみろ。周りに…周りにおまえ達がいなければ…」
「3分間二人きりになったでしょう?」
「おまえさぁ、3分間で何ができるっていうんだよ」
「何をするつもりだったのですか?」
「……アクセサリーを貰うのなんて初めてって!恥ずかしそうにそんなことを!可愛い過ぎてどうにかなりそうだったよ!」
ドンッ!!
書類の束に拳を叩きつけてこの気持ちをぶつける。