黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ミオ様、本日はこちらも着けてみませんか?」
「わぁ、ブレスレットね!銀色のお花のモチーフが素敵ね!」
「……気に入っていただけましたか?」
「もちろんよ!シエナ様!」
シエナ様が少し切なそうな顔で微笑んだ。
「シエナ様?」
「…さぁ、私とデートにまいりましょう!」
「ええ!とても楽しみよ!」
シエナ様がエスコートしてくれて、私はシエナ様の腕に手を添えて歩く。
本当なら私よりずっと年下のシエナ様だけど、いつも頼りがいのあるしっかりとしたお姉さんといった感じのシエナ様が私は大好きだ。
この王国についてまだ知らないことが多い私にいろいろと教えてくれるシエナ様。
ウィル様もいろんなことを教えてくれるけれど、女性同士にしか分からないこともたくさんある。
「いつもありがとう!」
「ミオ様?」
「さぁ、行きましょう!今日も頼りにしているわ!」
「ええ。私におまかせください。でもお祭りはメイン会場のご案内が出来ずに申し訳ございません」
「ううん。私が無理を言ったのよ。それに何かあったらお祭りを楽しんでいる他の方達にも申し訳ないもの。人通りが少ない所でもこの街を歩けることが嬉しいわ」
エーデル王国では『聖女様』は特別な存在。
その聖女様が姿を表し、この王国の王子と婚約したことで王国中でお祝いをしてくれて騒ぎになっていた。
しばらく外出は出来そうになかったけれど、少しだけとお願いをしてみた。
「わぁ、ブレスレットね!銀色のお花のモチーフが素敵ね!」
「……気に入っていただけましたか?」
「もちろんよ!シエナ様!」
シエナ様が少し切なそうな顔で微笑んだ。
「シエナ様?」
「…さぁ、私とデートにまいりましょう!」
「ええ!とても楽しみよ!」
シエナ様がエスコートしてくれて、私はシエナ様の腕に手を添えて歩く。
本当なら私よりずっと年下のシエナ様だけど、いつも頼りがいのあるしっかりとしたお姉さんといった感じのシエナ様が私は大好きだ。
この王国についてまだ知らないことが多い私にいろいろと教えてくれるシエナ様。
ウィル様もいろんなことを教えてくれるけれど、女性同士にしか分からないこともたくさんある。
「いつもありがとう!」
「ミオ様?」
「さぁ、行きましょう!今日も頼りにしているわ!」
「ええ。私におまかせください。でもお祭りはメイン会場のご案内が出来ずに申し訳ございません」
「ううん。私が無理を言ったのよ。それに何かあったらお祭りを楽しんでいる他の方達にも申し訳ないもの。人通りが少ない所でもこの街を歩けることが嬉しいわ」
エーデル王国では『聖女様』は特別な存在。
その聖女様が姿を表し、この王国の王子と婚約したことで王国中でお祝いをしてくれて騒ぎになっていた。
しばらく外出は出来そうになかったけれど、少しだけとお願いをしてみた。