黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
聖女の間に戻る途中にこの騒ぎを聞いて駆けつけてくれた王妃様とソフィー様に会い、皆で聖女の間に集まった。
「こ、これが聖女の間!聖女様が降りて来られるという寝台がこちら…!」
アーロ様は涙声で感動が止まらない様子だ。
聞いてみるとウィル様から王族でも国王様以外の男性は入るなと昔から言われていたらしく、今回初めて聖女の間に入ったそうだ。
皆も一緒にいるからアーロ様もどうぞと私が言うと、部屋の前で立ち止まっていたアーロ様は「よろしいのですか!?」と感動にうち震えながら部屋に入って来た。
「グァッ!!」
寝台の周りにある聖女様以外を拒否してしまうバリアのバチバチゾーンを触って叫んでいる。
「だ、大丈夫ですか!?」
「兄はあのまま放っておきましょう」
「え、シエナ様!?」
シエナ様とアーロ様は護衛や神官の仕事をしている時はこの名前で通しているそうだ。
そしてお二人共に社交界にはあまり出ないようで、王宮騎士団や神官様の制服を着ていると公爵家のシエーナとアーロニーだと気づかれることが少なく、仕事がしやすいそうだ。
「こ、これが聖女の間!聖女様が降りて来られるという寝台がこちら…!」
アーロ様は涙声で感動が止まらない様子だ。
聞いてみるとウィル様から王族でも国王様以外の男性は入るなと昔から言われていたらしく、今回初めて聖女の間に入ったそうだ。
皆も一緒にいるからアーロ様もどうぞと私が言うと、部屋の前で立ち止まっていたアーロ様は「よろしいのですか!?」と感動にうち震えながら部屋に入って来た。
「グァッ!!」
寝台の周りにある聖女様以外を拒否してしまうバリアのバチバチゾーンを触って叫んでいる。
「だ、大丈夫ですか!?」
「兄はあのまま放っておきましょう」
「え、シエナ様!?」
シエナ様とアーロ様は護衛や神官の仕事をしている時はこの名前で通しているそうだ。
そしてお二人共に社交界にはあまり出ないようで、王宮騎士団や神官様の制服を着ていると公爵家のシエーナとアーロニーだと気づかれることが少なく、仕事がしやすいそうだ。