黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
そして私は落ち着かない日々を過ごして、遂に当日。
今は式典の広場の控室にいる。
外からは『聖女様ー!』『ワーッ!』と声が聞こえる。
何コレ?
コンサート会場? 野外フェス!?
誰か歌でも歌うワケ?
挨拶をするだけじゃないの?
緊張がヤバい!!
今日の式典の内容を頭の中で繰り返す。
「まずは国王様がご挨拶するでしょ、その後に神殿長様が……」
緊張のあまり頭の中ではなく声に出していることに気づいていない。
私好みの青いドレスを用意してくれて可憐な聖女様姿だけど、顔は緊張で強張ったまま。
窓からそっと外を見てみると、人がいっぱいいるのが見える!
目を閉じてこのフェスに集まっている人達は私ではなく他のバンドを見に来ているのだと自分に言い聞かせる。
「ミオ様」
「……」
「ミオ様、大丈夫ですか?」
「はッ!い、いいえ!大丈夫ではありませんッ!!」
目を閉じたまま言い切ったわ!
本当のことを…。
今は式典の広場の控室にいる。
外からは『聖女様ー!』『ワーッ!』と声が聞こえる。
何コレ?
コンサート会場? 野外フェス!?
誰か歌でも歌うワケ?
挨拶をするだけじゃないの?
緊張がヤバい!!
今日の式典の内容を頭の中で繰り返す。
「まずは国王様がご挨拶するでしょ、その後に神殿長様が……」
緊張のあまり頭の中ではなく声に出していることに気づいていない。
私好みの青いドレスを用意してくれて可憐な聖女様姿だけど、顔は緊張で強張ったまま。
窓からそっと外を見てみると、人がいっぱいいるのが見える!
目を閉じてこのフェスに集まっている人達は私ではなく他のバンドを見に来ているのだと自分に言い聞かせる。
「ミオ様」
「……」
「ミオ様、大丈夫ですか?」
「はッ!い、いいえ!大丈夫ではありませんッ!!」
目を閉じたまま言い切ったわ!
本当のことを…。