黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ミオ様も今日もこの艶めく黒髪がとてもお美しい…」
ウィル様が私の黒髪を一房手に取ったら、周りからざわめきが起こった。
「え?」
目線だけ周りを見ると、動きを止めた皆に注目されていた。
何で? あ、ウィル様の髪型が変わったからね。
「こちらを」
私の頭に青いレース状の物が掛けられた。
「何ですか?」
鏡を見てみるとそれはベールだった。
「え? ベール!?」
「こちらもお似合いですね」
嬉しそうなウィル様。
するとまた周りがざわめいている。
「ドレスにベールって…」
結婚式みたい?
野外フェスから結婚式に変更?
でも青いドレスとベールだしちょっと違うのかな?
「黒髪の発表は後からの予定ですよ」
「あ、そうでしたね」
このベールもウィル様の計画のひとつらしい。
サイドの髪は下ろしてあるけど、後ろの長い髪はまとめてセットしているのでベールで黒髪が隠れた。
黒髪の私はエーデル王国の皆様に受け入れてもらえるのかしら?
不安になって俯いているとウィル様がそっと手を握った。
「大丈夫です。必ず成功します」
周りを見るとシエナ様やアーロ様、この1ヶ月で知り合った侍女の人達も私を見て頷いてくれている。
「……はい!」
私もウィル様の手をギュッと握り返して返事をした!
人前に出るのは苦手だけど聖女として頑張ろう!
ウィル様が私の黒髪を一房手に取ったら、周りからざわめきが起こった。
「え?」
目線だけ周りを見ると、動きを止めた皆に注目されていた。
何で? あ、ウィル様の髪型が変わったからね。
「こちらを」
私の頭に青いレース状の物が掛けられた。
「何ですか?」
鏡を見てみるとそれはベールだった。
「え? ベール!?」
「こちらもお似合いですね」
嬉しそうなウィル様。
するとまた周りがざわめいている。
「ドレスにベールって…」
結婚式みたい?
野外フェスから結婚式に変更?
でも青いドレスとベールだしちょっと違うのかな?
「黒髪の発表は後からの予定ですよ」
「あ、そうでしたね」
このベールもウィル様の計画のひとつらしい。
サイドの髪は下ろしてあるけど、後ろの長い髪はまとめてセットしているのでベールで黒髪が隠れた。
黒髪の私はエーデル王国の皆様に受け入れてもらえるのかしら?
不安になって俯いているとウィル様がそっと手を握った。
「大丈夫です。必ず成功します」
周りを見るとシエナ様やアーロ様、この1ヶ月で知り合った侍女の人達も私を見て頷いてくれている。
「……はい!」
私もウィル様の手をギュッと握り返して返事をした!
人前に出るのは苦手だけど聖女として頑張ろう!