黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ワァァーーー!!」
「おおっ!あのお方が聖女様か!」
「ベールであまりお顔が見えないな…」
「ソフィー様とクロエ様とご一緒よ!」
「お揃いの青いドレスをお召しになられているわ!微笑ましい」
「でもあの青色のベールは……」
今日はソフィー様とクロエ様とお揃いのドレスを着ている。
これはソフィー様のご希望みたいだけど、私も嬉しいな。
それにしても凄い歓声!
足が怯むけれど、ソフィー様とクロエ様が手をギュッと繋いでくれているお陰でなんとか進むことができた。
ひとりでは絶対に歩けなかったわね。
舞台の中央で足を止めるとソフィー様とクロエ様はスッと私から離れた。
この王国でしか採れない貴重な水晶の中でも特に大きく、歴代の聖女様が力を込めた透明度の高い、深い紫色や紅、黄色などの綺麗な水晶がズラリと並んでいる。
その聖女様の力により色が変わるというこの王国の国宝。
「聖女様はこれまで我が王国の為にお力を蓄えていらっしゃった。そしてようやく皆の前に姿を現してくださった!」
国王様の説明が響き、会場がシンとした。
すると上空から大きな水晶がゆっくりと降りてきた!
会場にいる人達も気づき、驚きの声を上げている。
その土台は平たく加工された風の力を込めた水晶のようだ。
これってもしかして、この間の椅子の応用!?
ウィル様を見ると私に微笑みながら頷いている。
私の近くで水晶が止まると複数の神官さん達が定位置へと運んだ。
その後ろには歴代の聖女様達の水晶が並んでいる。
私は大きな水晶に両手をかざして力を込める。
特訓の成果を見せるわよ!
この王国を見守る大きな水晶に、王国中の人々の平和を祈る!
パァァァーーーッ!!!
とても眩しい大きな光が私の掌から放たれて、よく晴れた青い空にも突き抜けるように光輝いた!!
「ッ!!?」
「おおっ!あのお方が聖女様か!」
「ベールであまりお顔が見えないな…」
「ソフィー様とクロエ様とご一緒よ!」
「お揃いの青いドレスをお召しになられているわ!微笑ましい」
「でもあの青色のベールは……」
今日はソフィー様とクロエ様とお揃いのドレスを着ている。
これはソフィー様のご希望みたいだけど、私も嬉しいな。
それにしても凄い歓声!
足が怯むけれど、ソフィー様とクロエ様が手をギュッと繋いでくれているお陰でなんとか進むことができた。
ひとりでは絶対に歩けなかったわね。
舞台の中央で足を止めるとソフィー様とクロエ様はスッと私から離れた。
この王国でしか採れない貴重な水晶の中でも特に大きく、歴代の聖女様が力を込めた透明度の高い、深い紫色や紅、黄色などの綺麗な水晶がズラリと並んでいる。
その聖女様の力により色が変わるというこの王国の国宝。
「聖女様はこれまで我が王国の為にお力を蓄えていらっしゃった。そしてようやく皆の前に姿を現してくださった!」
国王様の説明が響き、会場がシンとした。
すると上空から大きな水晶がゆっくりと降りてきた!
会場にいる人達も気づき、驚きの声を上げている。
その土台は平たく加工された風の力を込めた水晶のようだ。
これってもしかして、この間の椅子の応用!?
ウィル様を見ると私に微笑みながら頷いている。
私の近くで水晶が止まると複数の神官さん達が定位置へと運んだ。
その後ろには歴代の聖女様達の水晶が並んでいる。
私は大きな水晶に両手をかざして力を込める。
特訓の成果を見せるわよ!
この王国を見守る大きな水晶に、王国中の人々の平和を祈る!
パァァァーーーッ!!!
とても眩しい大きな光が私の掌から放たれて、よく晴れた青い空にも突き抜けるように光輝いた!!
「ッ!!?」