14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
言い忘れたことでもあるのかと振り返ると、彼はすぐうしろにいて強く引き寄せられた。
「や、大和さん?」
「紬希が可愛すぎるからキスしたくなった」
真面目な顔でそう言った彼は私の唇に唇を重ねた。ひんやりした唇に驚く間もなく、触れるだけのキスはすぐに終わる。
唇が触れた瞬間から、心臓が痛いくらい暴れている。
「おやすみ」
彼は口元を小さく緩ませて車へ戻って行った。
大和さんは一度も私の方を見ることなく車に乗り込む。そんな彼の乗った車が走り去るまで困惑して見つめていた。
今のキスは……私のファーストキスだ。でも、大和さんにとってはどうってことないのだ。
人生の半分以上をアメリカにいたのだから、挨拶程度のものなのだろう。
まだ暴れる鼓動が収まらない胸を手で押さえ、マンション内へ歩を進めた。
「や、大和さん?」
「紬希が可愛すぎるからキスしたくなった」
真面目な顔でそう言った彼は私の唇に唇を重ねた。ひんやりした唇に驚く間もなく、触れるだけのキスはすぐに終わる。
唇が触れた瞬間から、心臓が痛いくらい暴れている。
「おやすみ」
彼は口元を小さく緩ませて車へ戻って行った。
大和さんは一度も私の方を見ることなく車に乗り込む。そんな彼の乗った車が走り去るまで困惑して見つめていた。
今のキスは……私のファーストキスだ。でも、大和さんにとってはどうってことないのだ。
人生の半分以上をアメリカにいたのだから、挨拶程度のものなのだろう。
まだ暴れる鼓動が収まらない胸を手で押さえ、マンション内へ歩を進めた。