14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
大和さんは常に私を楽しませてくれようと、ケネディ宇宙センターを見学したり、最大のテーマパークで三日間遊び尽くして、夢のような時間を過ごした。
明日の朝、オーランドを発って帰国する前日、メッセージを受信した。
ベランダでビールを飲んでいる大和さんの元へ歩を進めながら、メッセージを開くと、優里亜さんからで驚いた。
ま、まだ……何か……?
おそるおそる文面を読む。
【嘘がバレちゃったわね。あっけなく元のさやに戻ってしまって、面白くなかったわ。でも、大和の心にずっと初恋の女性がいるのは知っていたから、ふたりはゆるぎない愛で結ばれているのだと納得したわ。意地悪してごめんなさい。大和にこっぴどく叱られたから許してね。今では幸せになってほしいと思っているわ】
あっけらかんとした内容に、ぐうの音も出ない。
「どうした?」
ベランダへ向かう途中で脚を止めていた私に彼が不思議そうに見やる。
「あ、優里亜さんから」
「優里亜? またなんか企んでいるのか?」
「ううん。申し訳なかったって謝りのメッセージを」
ベランダの大和さんに近づきスマホを渡す。
彼は文章に目を通してから、隣の椅子に座った私にスマホを返してくれる。
「とりあえず紬希に謝ったのなら良かった。面と向かって謝ってほしかったが。プライドが高いからな」
明日の朝、オーランドを発って帰国する前日、メッセージを受信した。
ベランダでビールを飲んでいる大和さんの元へ歩を進めながら、メッセージを開くと、優里亜さんからで驚いた。
ま、まだ……何か……?
おそるおそる文面を読む。
【嘘がバレちゃったわね。あっけなく元のさやに戻ってしまって、面白くなかったわ。でも、大和の心にずっと初恋の女性がいるのは知っていたから、ふたりはゆるぎない愛で結ばれているのだと納得したわ。意地悪してごめんなさい。大和にこっぴどく叱られたから許してね。今では幸せになってほしいと思っているわ】
あっけらかんとした内容に、ぐうの音も出ない。
「どうした?」
ベランダへ向かう途中で脚を止めていた私に彼が不思議そうに見やる。
「あ、優里亜さんから」
「優里亜? またなんか企んでいるのか?」
「ううん。申し訳なかったって謝りのメッセージを」
ベランダの大和さんに近づきスマホを渡す。
彼は文章に目を通してから、隣の椅子に座った私にスマホを返してくれる。
「とりあえず紬希に謝ったのなら良かった。面と向かって謝ってほしかったが。プライドが高いからな」