視界に、火花が散る。
「はあ?! なんでだよ! 編入生まじでかわいいらしいぞ!! だからさぁ! あとで、昼休みに見に行くのついてきてくれッ!」


迅……お前ほんと面食いだよな……。

しかも毎回振られてるのに美少女だとか噂されているらしい女の子に告白する鋼のメンタル。

逆に尊敬するわ。

……ほんの少しだけだけどな。


「はあ? なんでそんなことについていかなきゃいけないの? 迅くんひとりで行けばいいじゃん」

「お願いだって!! 放課後アイス奢るから! な? ついてきてくれよぉ!!」

「え、奢ってくれるの~? じゃあ行こうかなぁ~。あ、お菓子も追加で!」

「はあ?! アイスだけだっての!」

「じゃあ行かなーい!」

「うっ……わかったよ! ただし500円以内な!」

「え~」
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