私に毒しか吐かない婚約者が素直になる魔法薬を飲んだんですけど、何も変わりませんよね?そうですよね!?
つつ、と彼の胸元を指でなぞるとその突然の動きに彼の体がピクッと反応して。


「⋯動いて、いいわよ」

少し照れ臭かったがそう告げると、彼がゆっくり腰を動かしはじめた。


「んっ、は⋯っ、あ、ぁあっ」

破瓜の痛みに圧迫感と異物感。
苦しいほどのそれらに襲われるが、それでもテオドールが精一杯気遣い動いてくれるからなのか――


「あ、そこ⋯っ」
「ん、ここ、か?」

ただ苦しいだけではなく、僅かにだが私の体に快感も刻んで。


私が反応したところをグリグリ擦るように、執拗にそこばかりを攻められ、恥ずかしいのに私からも甘い嬌声が溢れ出る。

そんな声を聞き、遠慮がちだった腰の動きが段々激しくなってー⋯


「クリスタ、そろそろ⋯っ」
「んっ、いい、いいから、きて⋯っ」

子宮口の入り口を抉じ開けるように、より深く彼のモノが私を貫く。
そしてそのままびくびくと彼のが震え――

私は、私のナカで彼の劣情がじわりと放たれた事に気付いた。


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