王家の影はポンコツ令嬢!はじめての任務で×××
「ディーデリック様の素行がよろしくなかったと報告する事になってしまいます!!」
「嫌だって訳じゃないなら、確認は続行だなぁ」
「えぇえ!?」

スイッチがどこにあったのかはわからないが、楕円の魔道具が途端に振動を始め――


「ひゃ、ぁあんっ!?」

それを服の上から胸に押し当てられた私は、甲高い声を上げてしまった。

“な、なに!?なんですの⋯っ!?”

膨らみをなぞるように動かされると痺れるような刺激が私を襲う。
そのまま円を描くようになぞっていたその魔道具は、とうとう私の先端を掠めて――


「あんっ!」


ビクリと腰が跳ねた。

「ッ、!?、⋯ッ!!?」

それは紛れもなく初めての刺激で。

“な、なに⋯?今の⋯っ”
感じたことのない快感に私がただただ混乱していると、そんな様子を眺めていた彼がそっとその魔道具を置く。


「次はこっちを使ってみようか」

見せられたのは、小瓶のようなものが2つ付いた魔道具でー⋯


「や、な、何を⋯っ!」
「ごめんね?これは服の上からでは使えないから、これは必然なんだよ」
「ひ、つぜん⋯」
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