王家の影はポンコツ令嬢!はじめての任務で×××
「やぁっ!?」


油断していたところに突然また胸に付けられたままの魔道具が吸引を開始する。
さっきと違うのは、きゅぽんと片方だけ外された事だった。

“なんで片方だけ⋯?”

魔道具が外され露になった乳首は、ずっと魔道具に弄られていたためか赤くふるふると震えていて。


「この魔道具はね、パートナーからの愛撫を擬似体験するための物なんだよ」
「愛撫を⋯擬似、体験⋯?」
「ほら、本物の指や舌と比べてみてね」

言いながら彼の指が魔道具を外された方の乳首をきゅっと摘まむ。
そのまま指先でくりくりと刺激されると、魔道具とは全然違った快感を私に与えた。


「どうかな?」
「や、ちが⋯っ、全然、ちが⋯!」
「うーん、なら次は舌と比べてね」
「待⋯っ!」

舌、と言われただけでゾクリと甘い痺れが腰を襲う。
つまり散々魔道具に弄られた敏感なそこを、彼が直接口にすると言うことでー⋯


「ひ、やぁんっ!」

あっと思った時にはもう遅く、彼の唇が私の乳首に吸い付いていた。
軽くちゅ、と吸われた乳首は、舌で先端を潰すように押し込まれる。
< 23 / 70 >

この作品をシェア

pagetop