王家の影はポンコツ令嬢!はじめての任務で×××
“そうよね、駆け引きも重要な仕事ですもの、流石ですわ⋯!”

私の心を読んだ理由に納得した私だが、やはりその棒をこんな時間から、しかも一人で使うなんて了承できない。
深窓の令嬢である私は、やはり断るべきだと判断しそっと口を開いた⋯の、だが。

「考えてみて欲しいんだ、クリスティナ。もし次期宰相の妻になる君が快感に耐えれず流されてしまったらどうだろう?」
「⋯⋯ッ!!」

それはつまり、国の機密の漏洩にも繋がるということなのだろう。
だってそれだけの情報を彼は持ち、そしてそんな彼の妻になるのだから。

「理解しましたわ!どうぞ私をお鍛えくださいませ!!」
「んんっ、理解しちゃったかぁ⋯、じゃあ仕方ないね」

仕方ない、なんて言いながらどこか楽しそうに笑ったディーデリック様は、その魔道具を手に私に近付き⋯

「え?えっと、その⋯」
「突然挿れてしまったらクリスティナを傷付けてしまうかもしれないからね」
「で、ですが⋯っ」

慌てる私を微笑みだけで静かにさせたディーデリック様がそっと私の前でしゃがみドレスのスカートをたくしあげる。
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